デジタルサイネージ 導入事例
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MEDIAの活用、インフラの整備、ITサポート、デジタルサイネージ等を活用した「導入事例」をご紹介します。
導入事例
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MEDIAの活用、インフラの整備、ITサポート、デジタルサイネージ等を活用した「導入事例」をご紹介します。
福岡県北九州市で、小倉北区、南区民、約40万人の足として暮らしを支える北九州高速鉄道株式会社。
モノレールの発車時刻を改札の上部に設置した40インチモニターに表示すると言う新しいデジタルサイネージの利用方法を開発した北九州高速鉄道株式会社の田代課長、山内主任にその導入の経緯と使用感についてお話をうかがいました。
列車時刻表を券売機横、及び、コンコース内に掲示していますが、ご利用のお客様の目に入らず、駅窓口へのお問い合わせが多かったことです。また、駅業務は1人態勢での勤務となっており、時間帯、トラブル発生時などはきめ細やかなお客様対応ができない場面、お急ぎのお客様が列車に乗り遅れまいと駆け込む場面、乗り遅れた際のお客様からの苦情の原因、全体的なお客様サービスの低下の原因となっていました。これはCS調査の結果としても得られており、お客様の当社に対する改善要望の声としても挙げられていました。
CS調査の結果、及び、お客様の声(わかり易く、見やすい時刻表の設置)を基に、検討当初は当方所属の電気課内で試行錯誤し、コンコース改札上に列車位置表示の設置を検討していました。
これは鉄道会社特有のシステムであります「PTC、運行管理システム」が正確な列車の現在走行位置を把握し、設置された表示機に、現在の列車走行位置をLEDランプの点灯でお客様へ列車運行情報をお知らせする設備です。
現在当社のホーム上に設置しています設備をコンコースにも設置しては?と考えていました。 本来であれば列車ダイヤ、いわゆる、次列車の発車時刻を前述システムと連動させ表示できればより正確な表示が可能なのですが、前述の「PTC、運行管理システム」のソフト改修が発生してしまい、設備への投資額が見合わないものとなってしまう為、列車現在地情報の横取りの方法でコンコース改札上に列車位置の表示を行おうとしていました。
相互乗り入れがある大きな鉄道会社は、このPTC、運行管理システムと連携しており、また、他社線のダイヤ情報も取り入れた表示を行うことで、より詳細で便利な運行情報の提供を行っています。 視点を変えての発想ではありましたが、やはりお客様、また、現場駅業務からの声も、「原因解決にはあくまで時刻の表示」ということで、運行管理システムからの情報取得を切り離した形、自立型の時刻表示の検討にとりかかりました。
JavaScriptを利用した時刻表示など自作開発に行き詰っていたところ、タイミングよく、当社の駅魅力向上のプロジェクト、クロスファンクションチームが立ち上がり、駅魅力向上の1つの取組み施策として取り上げられることが決定し、検討を進めていく中、叡山電鉄様にイメージしている時刻案内表示があるとの話を受け、設備内容、構築メーカー殿を調査していたところ、その構築メーカー殿が、当社ホーム上のWi-Fi環境構築を行って頂いた株式会社Local24様でした。 叡山電鉄様、Local24様ご協力のもと、早速現地視察、導入設備のご紹介を頂き、運行管理システムからの情報に頼らない、一線を画したユーザビリティかつ画期的な時刻案内システムそしての稼働を目のあたりにすることができ、導入を決定しました。
たくさんのお客様からお褒めの言葉、時刻が見やすくなった、わかり易い、サービスが良くなったとのお声を頂けたことです。もちろん駅業務の支援にもつながり、次のCS調査結果においても数字的な裏付けが得られました。 これは技術的な目線になってしまいますが、コアシステムありきの設備ではなく単独の時刻案内表示システムとして十分な稼働結果が得られていること、それによる投資効果はもちろん、時刻表示のみによらない、広告表示なども可能となる柔軟かつ今後の拡張性を併せ持った、それが可能となるシステムを構築できたことです。Raspberry Piを使用したシステムということ、今後の可能性が非常に楽しみな設備になったことです。現在ではあたりまえの設備、無くては困る、サービス低下に直結する設備になりました。
コンコース内でのハード設置ですが、外気温、駅舎振動など、環境的には恵まれてはいないので(常時高温での稼働)、Raspberry Pi以外の選定機器稼働が気になります。 配線工事、設置工事関連で改善の余地ありと判断しています。
本設備の設置駅は現在10駅です。
次年度には、お客様利用が多い平和通駅にも拡張設置の計画検討を進めています。また、近隣には技術専門学校もありますし、産学連携の題材としても、非常に楽しみな設備になるものと考えています。
※現状、拡張の進捗面において株式会社Local24様にはご迷惑をお掛けしていますが、まずは文章案内表示の自動化、ソフト側で運用をサポートできるような新機能追加の模索など、引き続きのご協力をお願いします。
先出し保守パックのご提案、遠隔でのソフト監視など、導入システムに対しての サポート体制は、万全を期していると感謝しています。
今後の拡張、他システムの導入など、確実に進捗させていくため、株式会社Local24様、引き続きの連携を何卒お願い申し上げます。
田代課長、山内主任 お時間をいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
全力でサポートさせていただきます。(株式会社Loc
al24 担当:黒沢)
北九州高速鉄道株式会社様向け 発車時刻を改札上のデジタルサイネージで表示するシステム
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